晴天。絶好のコンディション。
スタートして7~8kmだったと思う。
盛大にこけた。
ぐる~んと一回転して立ち上がった。
手に平を少し、膝は広範囲に擦りむいた。
打ち付けた右足の膝と右手の肘が痛んだ。
おしりが冷たい。
ボトルポーチが割れたのか?
止まって確認。
蓋がはずれていただけだった。
そしてまた走り始める。
左足首が痛い?
そうか左足をぐねってこけたのだ。
これはあかんな。
リタイアか走り続けるか?
10kmにも満たない地点で二択を迫られた。
河川敷に出てしまうと交通の便が悪くなりリタイアが難しくなる。
左足首の鈍痛、右膝と右膝の打った痛み。
ふと右膝に目をやると血まみれだ。
。。。
でも走れる。
70kmという距離を踏めるチャンスはそうそうない。
今日70kmという距離を踏むか踏めないかは今後に大きな違いが出てくる。
少し前にえむさんとちまきさんが見えてる。
そうこうするうちに歩行区間に出た。
信号でひっかかった。
えむさん、ちまきさんが遠ざかっていく。
二人の姿を見てリタイアの思いが消えた。
私は走れる。
もうリタイアをするのは嫌だ。
昨シーズン、
比叡山国際トレイルを20kmでリタイアした。
それをずっと引きずっている。
故障を悪化させてやめたのだけど、
あのまま走っていたら絶対に完走できた。
心が負けたのだ。
そう思う。
京都一周トレイルでは道をロストして30kmちょっとで関門アウトとなった。
ゴール地点に電車で向かい歩いていくときに情けなさで押しつぶされそうになった。
あのくらいのロストでタイムアウトになるのは、
それまでさぼっていたからだ。
そして私はレースでの意識を変えた。
絶対心折れない。
最後の最後まで怠けずに頑張る。
私は走れる。
ならば走り切ろう。
そう思い、そこからは一度もリタイアを考えなかった。
痛みを庇って走って足に変な負担がかかった。
上半身にも力がはいりかちこちになった。
途中で痛みが増してロキソニンを飲んだ。
ロードの大会では初めてロキソニンを飲んだ。
あかんのは分かっているけど、
今日走り切ることが大事だと思った。
そして70km走り切った(少し短かったようだけど)。
一夜明けた今日の状態としては、
左足首はやはり捻挫のような痛みがある。
湿布を貼った。思っていたより程度は軽そう。
打ち付けた右膝と右ひじは痛い。
けど打ち身の痛さなのですぐに治るだろう。
ちょうど明日、明後日は雨予報だし、
1週間休足しても良いと思ってる。
それで普通に走れるようになれば走り切ったことに意味が出る。
タイムは、
裏目標の7時間30分は切れなかったけど、
目標としていた8時間は切れた。
70km走った仲間うちではどんべだったけど、
自分なりに今の状態としては十分な結果だと思っている。
宴をして帰宅したら届いていた。
比叡山国際トレイルからの招待状。
今年は絶対完走する。
そのためにも70km走り切れたことは大きい。
そして6月には飛騨高山100kmがある。
そこではいい走りをしたい。
明日からレポを書く予定。