2022年春大阪府チャレンジ登山回走録③~スタートからゴールまで色々あった。。
6時50分。
ふれあい広場をスタート。
登山の部など大勢の方が参加されている大会。
当然渋滞だよね。
まあゆっくり行きましょ。
前回参加したダイトレは二上山を上ったのだけど今回はコースが違う。
竹内峠から岩橋山へ向かう。
とにかくいい天気。
今日は暑くなる。
いや。。。まだ4月10日だしそんなに暑くはならないのだけど、
冬から一気に温かくなったから身体が慣れていない。
ダイヤモンドトレイルは木段地獄。。
岩橋山から葛城山へ。
それにしても相変わらずの上りの遅さ。
つらい。。
スタートからあるグループと抜きつ抜かれつ。
(圧倒的に私のが遅いので私が追い抜くのは向こうが止まっている時(笑))
あるグループというのがおそらく狭山池を走っているであろう方達。
一人の方は何度かお話ししたりしたことのある方。
アラ還だけど走行距離がすごくて私なんかよりずっと速い。
スタート地点に向かう途中で私から話しかけご挨拶はしていた。
そうこうしているうちに葛城山。
初級ゴール、私たちはチェックポイントに到着した。
9時22分到着。
スタートから2時間28分。
2年前のダイヤモンドトレイルの時の通過タイムが2時間45分だから、
17分短縮されている。
後半の頑張り次第で6時間カット狙えるな。
とこの時は思ってた。。
水とアメをいただき、
空になっていたソフトボトルに水を詰めた。
さあ行こう。
また狭山池のグループを抜いた。
どうせ上りでまた抜かれるのだけど(笑)
葛城山を下っている時だったか後ろで大声がした。
振り向くと狭山池での知り合いの方が転んだみたいだった。
少し止まって声をかけたけど仲間の方もおられるし私は先に進んだ。
あとでツイッターで知ったのだけど顔を2カ所と膝を怪我されたみたいだ。
思ったよりひどかたけど大けがでなくて良かった。
といいつつその下りで私も木の根に足をとられてバランスを崩した。
なんとか転ぶことなく体制をととのえる。
その間、後ろから悲鳴が聞こえていた。
態勢を立て直した私に声がかかる。
「バランスがすごいですね」
体幹、バランス感覚、内転筋。。
私の身体のメンテナンスをしてくれている鍼灸師である友人が数年前に私の弱点、
故障する原因にあげつらえていたものだ。
一念発起し、
週に3~4日というペースで1日15分くらいの本当に簡単な体幹エクササイズではあるけど3年くらい続いている。
その成果を最近感じることがあって、
山を走ると本当に体幹は大事だなと感じる。
ゆるゆるエクササイズだけど継続は力なりだね。
上り坂。
当然歩く(笑)
暑い。。
水分の消費もすごい。
水越峠をしばらく行くと右手にベンチがあり何人か休んでいた。
そこを通りこしてふと気が付く。
水が湧いている。
コップが置いてあるし飲めるのだろう。
そこにいる方に聞くと飲めるという。
あとで調べたら金剛山の水というのだそうだ。
両手でごくごく飲んだ。
私は飲めると聞けば湧き水を気にせず飲む。
細菌やゴミなど多いとも聞くけどそれでお腹を壊したことはない。
首にかけていた手ぬぐいを濡らす気持ちいい!
私はトレイルに行く時、必ず手ぬぐいを持って行く。
日本手拭はめちゃくちゃ役に立つ。
暑い日は濡らして首に。
怪我をしたら止血に。
腕を脱臼や(こけそうになり木につかまり脱臼した人を見たことがある)骨折したら吊れるし、
足の場合は添え木を結ぶことも出来る。
タオルでは厚みがあり駄目だ。
手拭は色々なデザインがあって楽しい。
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ここで狭山池の方達が前に出て私が付いていく。
しばらくついていけたのだけど、
トレイルに入り木段で右足の太ももが攣りそうになった。
もうあかん。
攣らないように上っていく。
ひーこらひーこら。。
ちなみにこの後ゴールまで追いつくことがなかった。
鍛え方がまるで違う(笑)
金剛山へ向かう間のトレイルの下りだったと思う。
前を走っている方が盛大にこけた。
コースを外れてちょっとした崖をずり落ちそうになっていた。
手を貸しコース内に戻す。
足や手を擦りむいている。
ザックに入れている小さなミネラルウォーターで傷口を洗い流し、
ティッシュで拭いて絆創膏をあげた。
足に痛むがあるということでロキソニンをあげた。
折れてはなさそうだけどひびが入っているかもしれないね。
金剛山でリタイアした方がいいかもしれませんねと伝えた。
今朝迷ったけど200mlの水のペットボトルをザックに突っ込んできた。
一人で山へ行く時は必ず持って行く。
使ったことないけど(笑)
今回は大会だし迷ったけど暑くなりそうだしと思い突っ込んでいた。
役に立った。
怪我したら消毒よりもまずはきれいに洗う事だよね。
絆創膏もロキソニンも役に立った。
中級ゴールの金剛山(ちはや園地)へ到着。
11時14分 4時間24分
もう6時間カットはあきらめた(笑)
ここでチョコレート食べたり結構な時間休憩した。
ここから先は下り基調。
(楽なわけではない(笑)上りもまだまだある)
下って上ってを繰り返す。
やはり上りの木段が続くと右足太ももが攣りそうになる。
スピードを落とさざるを得ない。
走れるところはなるべく走る。
つくづく上れない自分が嫌になる。
今回の大会、
給水が2カ所しかなくてこの好天。
軽装の方、水分足りるのかな? 心配になる。
まあそんな方は速い方が多いのでこっちが心配しているうちにゴールしてしまうのだけど(笑)
と思ってたらやはり。。
紀見峠降りたら最後3kmくらいロードがあるのだけどその1kmくらい手前。
ふと目の前に現れた光景は、
エマージェンシーシートに包まっている男性とその横に一人の男性。
声をかける。
「どうされました? 人は呼ばれましたか?」
人を呼んだと答える横の方。
お知り合いなのか通りすがりなのかは分からない。
エマージェンシーシートに包まっている男性はガタガタ震えてる。
「熱中症ですか?」
「おそらく」
後ろから次々とランナーがやってくる。
みんな止まる。
やはりこんな時ほっておけないよね。
介助していた男の方が水分お持ちの方いたらいただけませんか?
と言う。
少ししかない。持っていた塩タブと水分を少し渡す。
あ~。さっき、使ったペットボトルの水があればここでも役立ったのに。
ただ私たちがそこにいても役に立たないので、
介助していた方に声をかけてまた走り出した。
あのエマージェンシーシートはどちらが持っていたのか分からないけど、
ザックを見るとおそらく介助していた男性のもの。
私のザックにも入っている。
最低限のエマージェンシーグッズは入れている。
自分だけでなく人も助けることが出来る。
99%使わずに終わるエマージェンシーグッズ。
走るのに少しでも荷物は少なくて軽い方がいいに決まってる。
それでも今日みたいな日がある。
自然は最高だ。気持ちいいし心をリフレッシュしてくれる。
でもやはり怖さもある。
ここからゴール手前まで女性ランナーの方と色々おしゃべりしながら降りた。
3km以上はご一緒したと思う。
さあゴールが見えてきた。
時計を見る。
紀伊見荘のお風呂とランチぎりぎりやん。
ゴール時間 13時35分
6時間45分
2年前と変わらんやん(笑)
もうちょっとだけ速く走れるようになりたいなと思った。
でも無事けがなくゴール出来たことが一番だね。
もう一度つづきます。
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今月の走行距離:137.22km