昨夜11時30分頃、
階下から私を呼ぶ家内の声がした。
はっと目覚める。
床に入ったのは11時くらい。
私は15年ほど一人暮らしをしたせいか、
目覚ましの音や日常と違う音などすると熟睡していても大抵目が覚める。
リビングへ行くとソファーにぐったりと娘が座っている。
強烈な頭の痛み。
身体に力が入らず歩けない。
しびれもある。
家内も医療関係だけど、
その妹夫婦も医療関係で電話で相談している。
家内が救急に連れて行くと言うから、
コロナ禍なのでまず救急に電話してどうすれば良いか聞けと伝える。
家内が電話している間、
私は義母を起こし真っ白な顔をしている娘の手を握っていた。
脇では息子が心配そうに立っている。
救急車を呼ぶことになった。
救急車はすぐ来た。
遠くで救急車の音が聞こえた。
それが消えた。
あれ?
消えてしばらくして玄関を開けると外に救急隊の人が数人いた。
コロナ禍のためか、深夜のためか途中でサイレンを止めた?
とにかく救急隊の方に声をかけると患者さんは歩けるか?
と聞かれた。
私は部屋に戻り娘を立たせて補助した。
歩けるというので救急隊の方にも手伝ってもらい救急車に一緒に乗った。
5分ほどで病院が決まった。
電話でのやり取りを聞いているとやはり熱があるかないかということを一番に伝えていた。
熱がありコロナの疑いがあった場合どうなっていたか?
私が救急車へ残り、
家内が車で追いかける。
脈が乱れ心拍数が高かった娘。
だんだんと落ち着いていく。
病院へ到着。
まず検温。
しばらく先生とやりとりをして私は待合室へ。
家内が到着。
しばらくして先生から呼ばれる。
大事ない。
生理の前後が重くホルモン剤を飲んでいるその副作用の疑いもある。
でもたぶん。。
極度のストレスか。。
来月10日に私立高校の入試。
コロナ、思春期、試験、親、友人。。
昨日、私はブログで人は自分の基準で物事を考えるというようなことを書いた。
ちょうどその日、家内や義母から勉強や生活態度に対して娘はかなり小言を言われたようだ。
家内がそのことを気にする。
娘はだんだんと落ち着いてきたけど歩けないと言う。
とにかく1日入院することになった。
入院する場合、
一人付き添いが出来るが朝に娘はコロナの検査を受ける。
それで万が一陽性が出れば娘とともに付き添いの人も2週間病室を出れないと言う。
家内は付き添うという。
コロナ禍。
まずは検査で陰性が出るまでは個室となる。
私と家内は入院の荷物を準備するため家へ向かう。
道中、私は家内に声をかける。
昼間に家内は娘へ小言を言ったのが原因だと落ち込んでいる。
とにかくそんな顔をしていたらあかん。
落ち着いて心穏やかにしろ。
今の現実を変えることは出来ない。
これから先のことを考えよう。
落ち着いて、娘の話を沢山聞きなさい。
荷物を取りに帰るとき、
娘は受験の決まっている高校の赤本を持ってきてと言った。
そんなのいい、
その言葉を飲み込んで分かったと伝えた。
娘から言ったのだからそうしよう。
高校受験なんて長い人生のほんのちょっとのこと。
それでも人生の中での重要なポイントであるということは私でも理解している。
娘も息子も学習塾へ通っている。
きっかけは娘が行きたいと言ったことだ。
私は塾なんて行かなくてもいいと思ってた。
でも娘が行きたいと言ったこと、
家内が行かせたいと思っていたこと。
安くない塾代を払っている。
中学一年生から二年生にかけて娘はとても優秀だった。
コロナで学校や塾が休みになり、
私と同じ怠け者の血をひく娘はそこでどんと成績が下がった。
私は高卒だし高学歴への憧れはあるけど子供たちにそれを求めてはいない。
でも家内にはその傾向がある。
家内から命を受けてその意をくみ子供たちへ私から伝えることもあった。
ブログでも書いたけど志望校を巡りいざこざもあった。
子供は子供の基準で物事を考える。
親は親の基準で物事を考える。
一番大切なことはなんなのか?
そこを忘れてはならない。
お互いが同じ方向を向いて歩んでいけることなんか数少ない。
とにかく悔やむのはやめよう。
これから先のことを考えよう。
自宅へ戻り荷物をまとめて再び病院へ。
もう一度家内によく話を聞くようにしてな。
そう伝えて私は一人自宅へ戻った。
義母や息子も起きていた。
眠れなかった。
朝、家内へLINEした。
娘は落ち着いて食事もしっかりしていると言う。
肉体的な病ではなく、
精神的なものだったのかな。
やはり。
会社の従業員には電話で状況は伝えてある。
仮に娘がコロナ陽性が出れば家族全員2週間隔離となる。
11時前、
家内と電話で話した。
コロナ陰性、もう一日入院、特別な検査はしないということ。
私は追加の荷物を持って病院へ。
仕事は休みをもらった。
亡くなった義父は何度も自宅で倒れその度に集中治療室へ運ばれた。
介護の仕事をしていた時、
利用者さんが倒れたとき付き添うのは大抵私だった。
救急車に乗ったことも何度もある。
ただそこに横たわっているのが15歳の娘。
私の心拍数は上がり心を穏やかにするのが大変だった。
子供は未熟だ。
親も未熟だ。
失敗ばかりだ。
失敗は繰り返す。
でも大丈夫。
長い人生何度でもやり直せる。
大事なものだけは失わないようにしよう。
今夜、大部屋に移った娘は一人で大丈夫だからと家内に伝えたそうだ。
家内を迎えにいくまでの時間で今ブログを書いた。
もちろん今日は走ってない。
明日の朝は走るつもりだ。
仕事へも行く。
おそらく明日娘は退院できる。
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