こけちゃいました。
まあ手と足を軽く擦りむいたくらいなので大丈夫なんだけど、
ちょっと腰を捻った。
それが今痛いんですよね。
大したことはないけど。
足が上がってないんだろう。
2日前の疲れが残っているんやろね。
今日は腰に湿布を貼っている。
雑記ひらがな50音 き② 北杜夫
私が一番好きな作家は北杜夫。
一番最初に読んだのが「船乗りクプクプの冒険」
児童小説で非常に読みやすく面白い。
私が読んだのは小学生の頃。
そして本を読む習慣が出来た。
北杜夫の児童小説というか童話のたぐいをみんな読んだ。
「さびしい王様」はその中でも最高の傑作だと思う。
王様の名前は、
シャハジ・ポンポン・ババサヒブ・アリストクラシー・アル・アシッド・ジョージ・スットンコロリーン28世
さびしい姫君、さびしい乞食も読んだ。
次に読んだのが、
「どくとるマンボウ航海記」
北杜夫がどんどん好きになり純文学も読んだ。
芥川賞受賞した「夜と霧の隅で」
処女作の「幽霊」、「木霊」
好きで何回も読んだのが、
「楡家の人々」「輝ける碧き空の下で」
私の中の一番は、
「白きたおやかな峰」
マンボウシリーズのエッセイは声を出して笑った。
北杜夫きっかけで、
ドイツ文学にも興味をもった。
ちなみに北は仙台の大学を出ていて、
北の方角だからという理由でつけたらしい。
杜夫は杜二夫というペンネームからきている。
これはトニオだ。
トーマス・マンのトニオクレーゲル。
ただ語呂や字面がいまいちということで杜夫にしたらしい。
トーマス・マンの素晴らしさに触れ、
ヘルマンヘッセも読破した。
そのドイツ文学よりすげーなーと思ったのが、
ドストエフスキーだ。
はっきり言って読んでも難しくてアッパラパッパーな私の脳みそでは理解できない。
だから何回も読んだ。
一番読み返したのは「死の家の記録」だ。
あれだけ読んだのにどんな内容だったか詳しく思い出せん(笑)
やはりアッパラパッパーはパッパラパッパーなのだ。
北杜夫に戻る。
おそらく私は北杜夫の出した本の9割以上を読んだし、
7割くらいの本は今でも家にある。
短歌や詩も読んだ。
医者で船医になったり登山隊にドクターとして帯同したりと魅力的で精力的に活動された一方、
後年は完全にギャンブルと株に狂って借金まみれだったし、
精神科医なのに躁鬱病を患ったりと家族にとっては大変の人だったろう。
単なるファン、熱狂的な読者であった私にとっては読書習慣を与えてくれて、
沢山の涙や笑いを提供してくれた素晴らしい作家だった。
彼は熱烈な阪神ファンだった。
平成24年に亡くなった。
その日の夜、彼の短歌を読みながら酒を飲んだ。
また時間が出来たら家にある北杜夫の小説やエッセイ集を全部読み返してみたいと思う。
話は変わる。
この間ある方に今まで読んだ小説の中で何がNO1ですか?
と聞かれた。
迷いに迷った。
な~んだと思われるかもしれないけど、
「ハリーポッター」と答えた。
みんなが知ってるし、
読んだ方はある程度共感してもらえる。
最初から最後まで2度読んだ。
一回目より二回目の方がさらに理解できた。
一話から読んでいくと、
最後に全部の話がつながっていく壮大な物語。
色々書いているうちにもっといろんな小説を読みたいなと思った。
最近は仕事と走ること、酒を飲むこと、家事で時間を消費し、
出勤時間も携帯ばかり触っている。
またせめて通勤時間だけでも本を読むようにしよう。
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