便利な世の中になった。
私が20歳くらいのころ、
黒岩重吾の「さらば星座」を夢中で読んだ。
10代、20代前半の頃、乱読でとにかく沢山の本を読んだ。
名作から駄作、日本のものから洋書、純文学から推理物、ホラーやSFまでとにかく読みまくった。
今はすぐに口コミやランキングなどがあって良書を選びやすいが、
やはり駄作を読むからこそ良書がわかるというのもある。
名作の名作たるゆえんが分かるのもそうじゃないものを読んだからこそ分かるような気がする。
話を戻す。
父親の書箱に「さらば星座 濁流の巻 上下」が入っていたの手に取った。
これは読んでいた。
そして手に取った「さらば星座」。
黒岩重吾らしいエロさもあるが、
それよりなにより戦争孤児である春日正明に魅了されていった。
濁流の巻2冊を読み終えて(まあ5回は読み直した)、
その続きが気になるが家にはない。
さらば星座は単行本でこれだけある。
- 濁流の巻(上・下)
- 波濤の巻(上・下)
- 奔流の巻(上・下)
- 彷徨の巻(上・下)
- 黎明の巻
本屋さんを見つけると必ず入って探す。
古本屋を見つけると必ず入る。
それでも揃わなかった。
そして最後の手段として愛知に住んでいた私だが、
東京の神田まで本を買うためだけに新幹線で向かった。
きっと本屋さんに注文したり、
なんらか探す手立てはあったのだろうけど、
ネットもない時代だし初心で小心者でかわいかった私はそうやって探した。
2~3年かけて単行本と集英社から出ていた文庫本と混ざった形で全部手に入れた。
(しかし続きものというのは後半の方はおまけ的になるものが多い)
なにはともあれ、
今も私の手元に全部残っている。
近いうちに読み直してみようと思う。
黒岩重吾は大阪の人だし、
この小説の舞台も関西中心に始まっていく。
天下茶屋ってどんな街やろ?
行ってみたいなと思っていたのだけど、
今は毎日通勤で通る(笑)
そしてこんなとこだったんか~い! となる(笑)
読み直したら新しい発見が沢山あるだろう。
楽しみになってきた(笑)
何故こんなことを書いたかというと、
先日、漫画の「釣りバカ日誌」を読んでいて、
我が家には40冊ほどあるのだけど百何十巻とあるこの漫画、
1話完結ではないので飛び飛びにあってぬけぬけなのだ。
そこでふと思いつき、
ブックオフのオンライン購入をのぞいてみたら歯抜けの部分全部あるやん(笑)
すんげ~、すんげ~と思って少しだけ購入した。
若いころあれだけ苦労して探した小説や漫画の歯抜け部分、
今はこんなに簡単に買えるんだなと感動した。
それと同時にやはり東京まで行って苦労してそろえた本は思い入れたっぷりに読んだし、
苦労した分の付加価値もあってか今も手元に残っている。
どっちがいいか? って?
やはり簡単に手に入る今の方が便利なのだろう。
知らんけど(笑)
・・・
さて今日は、
走れる時間的には1時間ペース走。
5分カットで12~3km走りたい。
時間があまりないので狭山池より近い原池公園へ。
設定:5.00/km 1時間
結果
4.54 4.58 4.51 4.56 4.58
4.58 5.15
7.01km 34.54 (4.59/km)
ギャフン!
やはり全然走れません。。
次のポイント練習こそは。
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今月の走行距離:126.69km
今朝の体重:68.9kg(目標63.5kg)