走って、パパして、仕事して。ときどき夫。。

45歳から走り始めました。フルもウルトラもトレイルも思いっきり楽しみたい!

比叡山インターナショナルトレイル ご報告。。

何から書けばいいやら。。

 

結果は第2エイド、スタート地点、根本中堂にてリタイア。

DNF。。

 

関門時間は14時までに出発すればOK。

13時過ぎに第2エイドに到着。

うどんを食べお菓子を食べコーラを飲み。。

30分近く迷いに迷って関門ゲートをくぐりリタイアを告げた。

 

後から入ってくる方達がどんどんスタートしていく。

まだあきらめなくていい、時間は充分ある。

何度も心の葛藤があった。

でも。。おそらく私の腹は最初から決まっていた。

ここでリタイア。

 

 

 

スタートは9時。

早い方のグループ。

フルマラソンの結果と過去に走ったトレイルの結果で振り分けられたのだろう。

並んだのは真ん中より後ろくらい。

時間を待つ間、二人の方が声をかけてくれた。

 

さとるさん。

京都一周トレイルランで後半、間に合いますよ! ゴール出来ますよ!

と声をかけてくれた方。

ブログを読んでくれている。

 

ヨコタさん。

一緒に写真撮りましょうと言ってくれた。

ブログのファンですと言ってくれた。

不安ですだったのかな(笑)

 

ちなみに走っている途中で声をかけてくれたのが、

先のキャノンボールでじぇーてぃーさん、やまけんさん、やべっち、なおさん、私と一緒に写真を撮った方。

あの時と同じ丹後Tシャツだったから分かってくれたのかな。

 

リタイアをすることを躊躇したのは、

声をかけてくれたみなさんに対して見苦しいところを見せたくないという気持ち。

ブログで約2年にわたってこの比叡山のことを度々書いており、

リタイアしたらみっともないなと思ったこと。

3回も試走に連れて来てくれたじぇーてぃーさんに完走したと報告したかった。

などなど。。

激しい葛藤があった。

 

リタイアした後は気持ちが沈んだ。

温泉に入り、お土産を買い、有料バスに乗って駐車場まで行った。

堺市まで運転して帰った。

 

書いている今も気持ちが落ちている。

 

 

絶好のコンディションだった。

涼しい。止まっていると寒いくらいのグッドコンディション。

私が走っている時は雨も止んでいた。

 

 

スタート地点に並びながら、

気負いや緊張はなかった。

鏑木さんの声を聞きながら、

今日一日長い戦いになるだろう。

帰ってから家に帰るまでがしんどいだろうな。

 

故障していた右膝は大丈夫。

左足首に少し痛みがあるけどまあ大丈夫。

問題ない。

 

 

スタートした。

鏑木さん先導のもと集団のペースで走る。

鏑木さんが離れみんなにエールを送る。

 

しばらくは上り。

大渋滞。

順番が入れ替わることなく前のランナーについていく。

 

しばらく進むと下り基調になる7kmくらいまでは下りだ。

9時スタートは速い人達のグループ。

それでも下りだったら人並みに走れる。

順位を落とすことなく下っていく。

長い下り基調。

 

j

じぇーてぃーさんが最初の下り7kmで足が終わる(笑)

と書いたくらい下りが続く。

 

そこから上り。

10kmまでは上りが続く。

 

速いみなさんに数人道を譲ったがそれなりのペースで登る。

 

8km付近。

腰が痛みだし足があがらなくなる。

ペースが落ちる。

 

何故だろう? 腰?

右膝、左足首。。長い下りで庇った走り方になっていたのだろうか?

左足首も痛みだす。

 

私はロキソニンを飲んだ。

今日はロキソニン必須だろうと思っていた。

3錠用意していた。

出来れば2錠までにしたい。

 

数人に道を譲りながら上っていく。

8km~9km

リタイアを考えていた。

腰が痛くて足が上がらない。

このまま1日走ることは無理だと思った。

 

10km

 

第一エイド到着 ロテルドヒエイ

 

リタイアするような雰囲気ではなかった(笑)

私もコーラを一杯もらい、ハッピーターンを2枚食べてすぐにスタートした。

 

下りは走れる。

平地も走れる。

腰が痛くても走れる。

 

このままならまた途中でロキソニン追加してゴールまで行けるかもしれん。

気持ちが繋がる。

 

比叡山高校からスタート地点の延暦寺までは上りが続く。

 

長い登り。

足が止まる。

腰が悲鳴を上げる。

左足首も痛い。

足が上がらないのだ。

 

道を譲る。

どんどん抜かれる。

 

やがて20分遅れでスタートしたグループの集団が追いついてきた。

ゼッケンの色で分かる。

道を譲る。

途中で何度も何度も気持ちを奮い立たせ前のランナーについていく。

登りでついて行けない。

足が攣りそうなことは一度もなかった。

そこまで追い込めてないのだから当たり前だ。

腰が痛くて足が上がらないのだ。

 

リタイアしなくてはいけないと思った。

横高、水井は長い登りだ。

今の状態でそこに向かうのは無謀。

周囲に迷惑をかけるだけだろう。

 

20分遅れでスタートしたさとるさんが追いついてきた。

3年前のリベンジに来たけど心折れそうと言っていた。

彼はきっとゴールまでたどり着いたことだろう。

 

付いていけない自分が情けない。

道を譲る。

どんどん先に行ってもらう。

ロキソニンを追加しようかと考えたが、

前半で2粒飲んでしまってはあかんだろう。

スタート地点でリタイアしようとそればかりを考えていた。

 

ロッコ電車が見える。

あと少し。

試走に3回連れて来てもらったおかげである程度コースの予測がついている。

だから余計に横高、水井に行ってはいけないと思う。

 

スタート地点が見えてきた。

関門ポイントがあるけどそこはエイドに行った後に通過することになる。

時間的にはまだまだ余裕だ。

 

エイドに行く。

リタイアを告げるつもりでいる。

ここでリタイアするのが一番。

荷物もあるし風呂にも入れる。

ここはスタート地点なのだ。

 

うどんの列に並ぶ。

ちょうど切れたところで5分待ってくれと言われる。

走るつもりなら待ってはいなかったがもうリタイアするのだ。

他の人も待っている。

 

座ってうどんを食べる。

どんどんランナーがエイドに入ってくる。

うどんやお菓子を食べてまたスタートしていく。

まだまだ時間的にも行けるのだろう。

特に後半コースも変わっている。

今日は涼しいし完走するチャンスであることは間違いない。

 

心が揺らぐ。

声をかけてくれた方、

ブログを読んでくれている方、

じぇーてぃーさんや山ちゃんやたまおさん。

ここでリタイアするのは本当に情けない。

 

行こうか? まだ時間的には行ける。

 

この身体であと30km、あと6時間。。

走れるのか? 比叡山は険しい。

横高、水井の登りを行けるのか?

途中で動けなくなったらここまで帰ってこれるか?

 

最初にも書いたけど、

おそらく私の心は最初からリタイアすると決めていた。

ここで起こっている心の葛藤は、

自尊心やら羞恥心やら。。そしてわずかな負けたくないという思い。。

 

 

スタッフにリタイアしますと告げる。

スタート地点にある関門ゲートで告げてくれと言われる。

関門ゲートをくぐる。

 

リタイアしますと告げる。

用紙をみるとすでに十数人リタイアしている。

理由を聞かれる。

腰が痛くて足が動きませんと伝える。

 

とぼとぼと会館へ向かう。

まだまだスタートしていくランナーがいる。

 

荷物を受け取りお風呂のチケットを買う。

湯舟に浸かる。

心は晴れない。

 

妻と義母へリタイアしたことを告げる。

 

お土産を買い駐車場へどうやって向かえばいいのかふらふら歩く。

ちょうどバスが来た。

西塔駐車場にもいくようだ。

 

車に乗る。

すぐに出発出来ない。

悔しい。悔しい。悔しい。

 

じぇーてぃーさんと山ちゃんとは会えなかったけどずっとLINEでやりとりしてた。

リタイアも告げていた。

みんな頑張っているのに私は頑張れない。

ドロドロになって頑張りたい。

でも身体が動かない。

私のリタイアの決断は間違ってない。

ロードならきっと走ってた。

山の中で動けなくなったらみんなに迷惑をかける。

雨も降ってきた。

身体が震える。

動けなかったら寒い。

10分ほどエンジンもつけずに車の中で放心していた。

 

車を出す。

ハイウェイ代が3000なんぼかと聞いてまた放心する(笑)

 

途中サービスエリアに寄って帰宅。

じぇーてぃーさんのゴールの様子がLINEで飛んできた。

山ちゃんが撮ったものだ。

流石だね。当然だよね。

その輪の中におれないのが情けない。

 

夜、お酒を飲みながら妻に宣言した。

来年も比叡山を走る。

 

比叡山インターナショナルトレイル。

20kmまでしか走れなかったけど、

関西では最高に厳しいコースだしまた大会の雰囲気が素晴らしい。

 

私はトレイルで100kmだとか100マイルは無理だ。

私の練習量、技術、そして生活スタイルからしてそれに挑戦することは難しい。

家族、仕事、ランのバランスを崩しかねない。

 

来年、比叡山でリベンジする。

それもそうだし来年完走出来たとして5月は毎年この比叡山を走ろうと思う。

この比叡山インターナショナルトレイルを走るために、

キャノンボールや、ダイトレ、京都一周トレイルを走ろうと思う。

紀泉も走ってみたい。

 

とにかく故障を治そう。

3週間後には飛騨高山100kmが待っている。

もうロング走をすることはしないけど、

飛騨高山は絶対に完走する。

 

DNFという情けない報告になってしまったけど、

またやり直して今度はしっかり走り切りたいと思います。

 

↓応援ポチりお願いします.

にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ
にほんブログ村