走って、パパして、仕事して。ときどき夫。。

45歳から走り始めました。フルもウルトラもトレイルも思いっきり楽しみたい!

【遅報!】かもがわ100マイル! 備忘録。。

当日朝見た夢が正夢になってしまった。

私はゴールまでたどり着けず、リタイアしてしまった。

ガーミンの記録で見ると109km。

リタイアを告げた時間は日曜日の朝5時30分。

スタートして17時間30分たっていた。

身体拭きシートで傷だらけの身体をぬぐいながら服を着替えた。

電車で帰るわけだから少しでも清潔にしなければならない。

目がやられてる。

目ヤニでネチャネチャする。

着替えて駅に向かう。

この時の気持ちを言葉で表すと。。失望感かな。

完走できなかった自分に失望していた。

 

・・・

 

何回かで回走録は書くつもりでいるけど、

備忘録としてこれから色々書く。

 

 

私がこのかもがわ100マイルにエントリーしたのは、

今シーズン一番楽しみにしていた飛騨高山ウルトラマラソンが中止になってその代替え的な意味がある。

飛騨高山が中止になって比叡山国際トレイル50kmにエントリーした。

そこでの完走を目標に練習をしていた。

それも中止になり気持ち的にもかなり折れた部分があり一気に練習する量が減った。

ランネットを眺めていた時にこのかもがわ100km100マイルチャレンジを知った。

100kmのつもりでエントリーをすすめていたら160kmと1000円しか違わない。

キロ単価ヤッス!(笑)

というのもあったけど12時スタートと知って、

私がこの時に冷静に100kmをどれくらいで走れるか?

と考えた時に11時間台後半から12時間前半だろうと考えた。

5年前の大阪水都の河川敷では11時間50分くらいで走れてるし、

2年前の丹後が13時間50分。

丹後の時よりは間違いなく走れる状態にある。

そう考えると12時間くらいだろうと。

そうなるとゴールするのが午前0時。

車で行けばいいのだろうけどお風呂もあいてないだろうしなんかつらい。

それで160kmにエントリーした。

周回コースだしいつでもリタイアできるしと距離を踏む練習レースのような気持ちで気楽にエントリーした。

 

ただブログを書いているうちに。

日が迫るうちに。

なんとしても完走したいと思った。

自分からレースをやめることはしない。

とにかく行けるとこまで行こう。

完走出来る自信とかとなるとこれがまるで分からない。

160kmという距離が全く想像できない。

100km走ってもまだ60km残っていると考えると途方もない。

 

ブログでは連日かもがわ100マイルのことを書いていたけど、

人に読まれている実感も全くなかったし、

ただただ書きながら自分の気持ちだけが盛り上がっていってる感覚だった。

 

そして前日、

ブログにひのとりさんという方がコメントを入れてくれた。

自分も参加しますと。

これは当日一つ楽しみが出来たと思った。

そして当日朝にブログを書いた。

電車の中でちらっと覗いたら何人かの方がコメントを入れてくれていた。

あ~。気にかけてくれていた方が何人かいるんだなと思った。

頑張ろうと思った。

 

10時30分頃受付をした。

ひのとりさんが声を掛けてくれた。

着替えていると激沈Tシャツの方を発見。

声をかけて後ろ姿の写真をとらせてもらった。

それをツイッターに投稿した。

また準備をした。

しばらくしてその激沈Tシャツの方の顔に見覚えがあるなと思い、

再度声をかけさせていただいた。

katsuさん。

同じハンネの方もおりややこしいけど、

一昨年の加古川ラソンで一緒にカツメシを食べたkatsuさん。

これで少なくともこのお二人とは何度も励まし合いながら走ることが出来るだろうと思った。

 

スタート前。

じぇーてぃーさんとやべっちが声をかけてくれた。

嬉しかった。

スタートして1周弱並走しながら話した。

 

じぇーてぃーさんは相変わらずのじえーてぃーさんで今日も30km以上。

翌日は一人で100km、ワンデイでサロマのオンラインを走ると言っていた。

相変わらずの変態だ。

彼なら160kmをさらっと走るだろう。

 

やべっちは相変わらずのやべっちだった(笑)

前日に行った長居での日本陸上選手権の話。

桐生の落ちこんだ様子と100mハードル女子の可憐さを話してくれた。

あ~。楽しいな~。

仲間と話しながら走るの楽しいな~。

そう思った。

 

36kmくらいだったと思う。

ぐわぁTが見えた。

し~やんだ!

そこから7~8km並走してくれた。

し~やんはやっぱりし~やんだった(笑)

四国や沖縄で超ロングレースを走る予定とのこと。

スパルタスロン参加出来なくて残念でしたねと話をした。

コロナがなければ走られていたことだろう。

そしてし~やんならきっと完走したに違いない。

何か知らんけど小江戸大江戸の壺を売られた(笑)

160kmを完走できなかったのでやはり私には無理な話だ。

し~やんと走ってる時が一番調子が良かった。

 

そして夜になった。

私が完走出来なかった一番大きな理由をここに書く。

それは、

昼夜走るという技術と経験と体力と走力が私にはなかったということ。

 

眠くなった。

何度も眠くなった。

眠くなると走れなくなる。

 

20時頃。

眠かった。

おそらくエネルギーも足りてなかったと思う。

 

私はヘッドライトではなくハンドライトで走っていた。

(ヘッドライトは予備を含めて2つ持っていたけど実は2つとも不具合が生じてそれを何とかしようと思って30分以上タイムロスしてしまった。結局ヘッドライトはあきらめて(荷物チェックの時はちゃんと点いていた)ハンドライトで走った。これはこれで良かった)

ランナーとすれ違ってもヘッドライトをつけていると顔が分からない。

あるランナーとすれ違った後に声をかけられた。

 

声で分かった。

ハマーさんだ。

来てくれているとは聞いていたけど、

仕事が終わって車で1時間以上かけて来てくれた。

本当に嬉しかった。

色々話ながらの並走。

眠気がなくなった。

速くは走れないけど走れるようになった。

 

私は思う。

みんなのように速くマラソンは走れない。

みんなのように強くウルトラマラソンを走れない。

みんなのように格好よくトレイルを走れない。

でも、

私が走ろう。

頑張って練習しようと思うのは、

仲間たちとこうやって走ったり飲んだり出来るからだ。

そこに居たいから練習しているんだなと心から思った。

 

途中睡魔に何度も襲われた。

ハマーさんと話していたけど、

ロボッチが小江戸大江戸を走る前に夜に走る練習をしていた。

あれやっておくべきだったと。

やはり経験は大事だなと。

ロボッチはすごいな。強いな。

 

眠くなると本当に走れなくなった。

3時頃は走りながら何度も寝てたと思う(笑)

夢だか幻想だかを見た。

足が上がらず躓いたりこけたりもした。

そんな中、仕事終わりのハマーさんは4時くらいまで付き合ってくれていた。

80km到達時点ではまだ12時間以上時間も残っていたし完走の可能性もあったけど、

眠気で全く走れる状態ではなくなっていた。

復活をかけてハマーさんと一緒にコンビニへ行きモンスターとブラックサンダーを買って食べた。

眠気が飛んで走れるようになるか?

 

おそらくエネルギー不足もあって走れていなかったのがブラックサンダーのおかげもあり少し走れるようになった。

でもそれも長く持たずすぐに歩いてしまう。

これで完走は無理だなと思った。

そんな私にハマーさんもつきあわせてしまって申し訳なく情けない気持ちでいっぱいだった。

 

やはりハマーさんはハマーさんだ。

最高の友でライバルだ。

現在の走力では一枚も二枚も劣ってしまってるけど、

なんとしても食いついていきたい。

これが終わったら、身体を休めたら、速くなる練習をしよう。

そしてこの日聞いた、

ハマッキーの挑戦レースに一緒に参加して、

私もチャレンジできるようにこれから頑張ろう。

夢うつつにそんなことを考えていた。

 

100km地点でリタイアしたらハマーさんが車で送ってくれると提案してくれた。

(電車はまだ動いていない)

走れなくてそうしようかなと本気で思ったけど、

完走出来なくてももう少し頑張ろうと思いなおした。

 

それはね。

走っていてもブログを読んでますよと声を掛けてくれた方がいた。

こんなマイナーな大会参加なのに気にかけて応援に来てくれた仲間が沢山いた。

LINEグループやツイッターやブログで応援してくれていた方がいっぱいいた。

本当に嬉しいことだし感謝の気持ちでいっぱいだ。

故障をしたわけでもないのだからいけるとこまで行こ。

そう思った。

 

ハマーさんと別れた後、

最後の賭けをした。

寝たのだ。

体操座りをして10分寝た。

走り始めた。

でも眠い。走れない。

ベンチに腰掛けて10分寝た。

身体がガチガチになる。

走り始めた。

しばらくすると右の鼠径部(股関節?)に痛みを感じた。

ずっと痛めていたところだ。

足が上がらなくなった。

これは走れない。

これからあと8時間、

痛みのある足で粘って走るか?

あと1時間もすれば電車が動くしスタート地点まで戻ったらリタイアするか?

答えは考えるまでもないだろう。

 

夜が明けてきた。

あ~。私はリタイアする。

情けないな。

あんなにみんな応援してくれたのに不甲斐ないな。

自分自身に対する失望感でいっぱいだった。

私がリタイアを告げた時、

100マイルを走っている方はその時点で12人だと言っていたような気がする。

私はそれ以外の人になった。

 

臭い身体を拭きながら全身傷だらけなのが分かった。

擦れたところ、こけて擦りむいたところ。

そんなのはちっとも痛くない。

痛いのは走るのをやめてしまった自分の心だよね。

ちゃんと走れないともうみんな応援してくれなくなっちゃうね。

休んでまた練習しよう。

また楽しく走れるように頑張ろう。

 

備忘録のつもりがほぼレポ(笑)

あとは書くかどうか。

まあ何回かレポ形式で書きたいとは思ってる。

 

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