昨夜、中3の娘と散歩した。
私はいつも娘に言いくるめられて何かを買わされる。
4日前はドラッグストアーへ行き、
ヘアーアイロンと顔にするパックのようなものを買わされた。
少し前にこんなことを言っていた。
「私の誕生日プレゼント欲しいもの2つあるねん」
「ヘアーアイロンと雄英高校の制服」
「お前はアホか！」
「ヘアーアイロンはともかく、雄英高校の制服って(笑) いつ着るねん？ 絶対いらんやろ」
みなさん、雄英高校の制服ってご存じだろうか？
僕のヒーローアカデミアンという漫画がある。
もともとは息子が好きで単行本を買ってあげていたのだが、
それに娘がはまった。。
昨年の年末、私は息子と映画版のヒロアカを見に行く約束をしていた。
クリスマスプレゼントで息子がそれを選んだのだ。
グッズとかも買ってあげると約束した。
そこにも娘は割り込んできて一緒に見に行くと言った。
そして3人で行くことになった。
私には全くその漫画の知識がなかったので映画を楽しむために息子の単行本を借りて1巻～10巻くらいまで読んだ。
そして映画に行った。
どんな内容の漫画か。どんな内容の映画かは皆様で調べて(笑)
当然、ポップコーンとコーラは買った(笑)
映画は面白かった。
私は途中から涙をぼろぼろと流しながら見ていた。
感動したのだ。
50の白髪だらけのおっさんが号泣しながら見ていた(笑)
間違いなく一番興奮していたのは私だった(笑)
だからといってその後、単行本の続きを読んだり何かグッズを買うことはなかった。
雄英高校とはその主人公達が通う高校の名前なのだ。
そしてそこの制服を中3の娘が欲しいと言うのだ(笑)
却下した(笑)
話を戻す。
4日前のドラッグストアーでの話。
「なーなー、誕生日プレゼントにこれ買って」
娘が手に持っていたのがヘアーアイロンだった。
「誕生日ってまだ1カ月以上も先やんか」
「誕生日プレゼントは早い方がいいやん」
わけわかめな言い分で攻めてきよる(笑)
「ママに聞いてからな。パパでは分からんから、ママが使っていいって言うなら考えたる」
「ママ、いいよって言ってた」
「そうなん？」
「うん。ママも使うかも」
そして私はそれをカゴに入れた。
家に帰ってからのこと。
私は家内に言った。
「娘の誕生日プレゼントにヘアーアイロン買わされた」
これは私が娘に物を買ってあげた言い訳だ。
後から文句を言われないために買ったことを報告しているわけだ。
「ママに聞きって言ったらいいよって言ってたと聞いたから」
家内が怪訝そうな表情を浮かべた。
とっさに娘が口をはさんだ。
「だいぶ前にいいよって言ってたから」
だいぶ前っていつやねん！ こうして私はまた騙された。
さらに娘の言葉。
「ママも使ったらいいよ。あ！ もともとくるくるだから使う必要ないか」
って。。お前。。ママも使いたいって言ってたよ。。。って言葉は。。
話をさらにさらに戻す。
私は昨日娘と散歩した。
学校が休みであることに関しての話。
娘は学校ずっと休みでもいいわというようなことをのたまう。
学校楽しいやん。
つまらん。
青春やで。今この時期こそ青春やで。
そやねん。でも私の青春は轟に捧げてるから。
轟とは。。僕のヒーローアカデミアンに出てくるキャラクターの一人だ(笑)
リアルで好きな子とかおらんの？
おらん。と言う。
6月に予定していた沖縄への修学旅行も延期となり、
中止になるかもしれん。
中2になって突然始めた部活。
バレー部でもやっと試合に出れるようになってさあ最後の大会となっていたのに、
ことごとく大会が中止になっていく。
試合をすることなく引退になりそうだ。
かわいそすぎる。。
学校つまらんと言う。
でも彼女は学校へ行けば友達もおりそれなりに楽しくやっているのは知っている。
そして散歩の途中でドラッグストアへ。
カリカリ梅とジュースを買わされた。
私もチューハイを買ったので何も言わずにお金を出した(笑)
ちなみにドラッグストアへ寄ったのは家内にお風呂用の洗剤を頼まれていたからだ。
帰り道。
彼女は言った。
「3年生では一番取りたいねん」
でもね私は知っている。
今の彼女の生活は毎日12時間近く寝てるぐうたらさ。
ECCと学習塾に行ってるけどそこも今は休み。
学習塾はちょっと前からオンライン授業が始まっているけど。
「もっと勉強せんと一番とれんぞ」
「やってるもん。やってる時は」
「ほんまか～。やってる人はこの2カ月間でめっちゃやってると思うで」
「1年の時は一番だったねん。2年の時はくそ頭いい子おってあかんかった。3年はまた一番とるねん」
正直。。言葉と行動がともなってはいない。
まあ血だ(笑) 頑張って走るといいつつ走らない私のようだ(笑)
ちなみに干支も同じ酉。血液型も同じB。
学年で一番と言わないところが娘らしい。
無理だと分かっているし、
きっと彼女はクラスで一番をとってクラスでちやほやされたいのだと思う(笑)
昔、芸能人になってちやほやされたいと言ってたのを私は覚えている。
娘は塾に行ってる。
その塾では一番かしこいクラスに入っている。
でもその中では落ちこぼれている。
何度もクラス陥落を示唆されている。
宿題がやりきれなくて泣いて塾に行きたくないと訴えたことも2度3度。
きわっきわで頑張っている。
塾の面談の時にたまたま時間が合い私も家内と同席をしたことがある。
ぎりぎりのきわっきわであることを宣告され、
一つ下のクラスで頑張るのもいいかもしれませんがご両親はどう思われます？
そう先生に聞かれた。
「娘には負けず嫌いなとこがあり、きわっきわのところでくらいついていくガッツがあると私は思ってるんです。すぐ怠けてしまうところがありますが、そのガッツを信じているので下のクラスに行きなさいと宣告されるまでは上のクラスで頑張らせてあげてください」
そんな話をした。
昨年の夏の話だ。
そこからガッツだかまぐれだか知らんがなんとかくらいついている。
塾にもさぼることなく通っている。
もちろん今でもきわっきわだけど(笑)
そんな娘が3年生ではクラスで1番になりたいと言った。
きっとその場の思い付きで話したのだろうが、
それを聞いてパパは、がんばれ！ 塾の送り迎えだって（ほとんど家内が行ってるけど）、
ばか高い授業料（息子も通い出してもう死にそう）だってパパはがんばって応援しよう。
そう思った。
そうか。
きっとまた娘に私はだまくらかされているに違いない。。
そうだとしても子供達のために頑張って働こう。
そう思う。
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