走って、パパして、仕事して。ときどき夫。。

45歳から走り始めました。フルもウルトラもトレイルも思いっきり楽しみたい!

今宮純氏の訃報。。F1 熱中時代。。家内との縁。。

今朝、今宮純氏の訃報を目にした。

 

今日はどうしてもF1について書きたい。。

 

 

色々な思い出が蘇ってきた。

知り合いでもないし、

ただのファンである。

 

私の青春時代が蘇ってきた。

 

私がF1を見るようになったのは、

1987年

中嶋悟がシーズンフル参戦した年だ。

ロータスホンダ

CAMELのロゴと黄色がカッコよかった。

ちなみにチームメイトは後に伝説になるアイルトン・セナだった。

私は18歳。

深夜1時とか2時からの放送だったと思うけど、

今と違い完全に夜型人間だった私はレースのある日は胸をドキドキさせながらテレビの前に陣取った。

(レースのない日はラジオでオールナイトニッポンを聞いていた)

最初は古館一郎氏ではなかった記憶があるが違うかも。。

川合さんの高い声でのピットレポートと、

今宮さんの分かりやすい解説ですぐにF1に熱中していった。

 

私が熱心にF1を見ていたのは20年くらい。

 

ネルソン・ピケ

アラン・プロスト

アイルトン・セナ

ナイジェル・マンセル

ミハエル・シューマッハ

ミカ・ハッキネン

フェルナルド・アロンソ

キミ・ライコネン

など

 

こんな時代。

中嶋悟は強さはなかったけど、

納豆走法、雨の中嶋

荒れたレースでもしっかり完走してポイントを取っていた。

私は保育園の年長から高校2年まで愛知県の岡崎市に住んでいたので、

岡崎出身の中嶋さんに勝手に親近感を湧かせて応援してた。

 

鈴木亜久里とか片山右京とかも応援してたけど、

一番好きな日本人ドライバーは佐藤琢磨だった。

 

ちなみに一番好きなドライバーは、

最初の頃はマンセルだった。

アレジも好きだった(後藤久美子の旦那さん)。

後半はミハエル・シューマッハ

強すぎて最初は応援してなかったけど、

オーストラリアのケアンズでゴルフをしていた時に、

同じコースを彼が回っていた。

私は一瞬で分かって思わず大声を上げた。

ミハエル! 右手を上げると、

シューマッハも右手を上げて手を振ってくれた。

私の同組の人は誰? って感じだったけど、

私にとっては一生の思い出。

すぐにファンになった。

 

今宮さんの静かに語る解説。

私はあの声が好きだった。

 

アイルトン・セナが亡くなった時の語りはぐっときた。

泣いてはったと思う。

 

それでもF1は続く。。。

そんなような言葉だったか?

 

(何分、初老性認知症であるため記憶間違いは多々あると思う。今の時代、ググればすぐに分かるけど、思うままに。私の記憶のままに書きたいと思ってる。事実に思いが邪魔されたくない。だからこれを読んでいる方は私の記憶違いもあることを承知の上読んで欲しい(笑))

 

私は2000年~2002年の3年間、

鈴鹿日本グランプリを見に行った。

 

最初の2年が3日間の通し券で2002年は2日間の券だった。

そのころのF1は、

予備予選、予選、本選とあったと思う。

(そんな呼び方だったかは確かではない)

フリー走行とか公式予選とか年によって違ったかも)

 

 

私はずっとホンダの車に乗っていた。

私が見始めて間もなく、

マクラーレンホンダという非常に強いチームが出てきた。

プロスト・セナ コンビは最強だった。

中嶋が最初に乗った車もロータスでホンダエンジン。

私がホンダの車に乗っていたのは、

その頃、ディーラーさんに頼めば簡単に少し安くチケットが手に入ったからだ。

後年、無理になってしまったけど。

 

私が鈴鹿に見に行った2000年~2002年はミハエル・シューマッハフェラーリの全盛だ。

 

鈴鹿市に入ると、

F1のエンジン音が聞こえてくる。

身震いする。

 

F1はテレビで見るのとコースで見るのとまったく感覚が違う。

 

スタンドに入ると自分の座席から見える範囲は決まっている。

そこをすごい速度でF1カーが通り過ぎていく。

本当に一瞬だ。

通り過ぎてしまったら後は何も見えない。

今現在の観戦スタイルというのは分からないけど、

そのころは携帯ラジオとイヤホン、双眼鏡。

ラジオの指定チャンネルに合せるとレースの様子や色々な状況が流れてくる。

そして目の前をF1カーが通る時、

私はイヤホンをはずし、

そのエンジンサウンドを聞く。

 

レース展開だとか家でテレビを見ていた方がよっぽど分かる(笑)

 

でもね。

興味ある方はぜひ一度生で見ていただきたい。

 

その頃。

特にフェラーリは超カッコよかった!

 

あの赤。

テレビで見てる赤と実物の赤は全く違う。

(今の技術ならそんなことはないかもしれん)

そしてあのエンジン音。

フェラーリV10エンジン。

あの甲高い音。

身体のそこから響き、

身体も心も震える。

あの音は生でないと分からない。

 

その音を聞きたいがために3年連続で見に行ったようなものだ。

 

スタンドの外はお祭り状態。

色々な芸能人がステージを彩り、

まさにカーニバル。

非日常。

 

今宮さんの姿も3年連続拝見した。

ピットレポートの川合さんの姿とともに。

 

 

私にはF1が縁となって結ばれたものがある。

それは家内との縁だ。

 

2002年の春、

私は家内と初めて会った。

 

2対2の飲み会。

 

私はある男性の代理。

家内はある女性の代理。

お互いもともとのメンバーの予定が駄目になり、

ピンチヒッター同志で参加した飲み会。

 

最初はあまり気乗りせず、

会話も弾まなかったのだけど、

なにか興味あるものある?

と質問したところ、

女性陣2人ともにF1と言ったのだ。

 

私も好きだよ、

ということで話が盛り上がり一気に近しくなった。

私も2年連続でF1を見に行っていて、

女性2人も昨年見に行ってたとのこと。

しかもこの年の秋の日本グランプリもチケットを予約しているとのこと。

私ももう手配していた(笑)

こうなれば私と一緒に来ている男のことなんか知ったこっちゃない(笑)

F1の話で盛り上がり。

そしてまあ紹介ということもあり礼儀として電話番号の交換もした。

 

その後、

特に話の合った家内に電話をして食事に誘ったのだけど、

なかなか仕事が忙しいらしく会えなかった。

 

私は向こうにその気がないのだろうなと思いつつ、

それでも断られたわけではないから1週間に1回ほど電話をした。

 

その後会ったのは1カ月後くらいだったか?

食事をしてF1の話をしてお付き合いしますか?

と提案した。

私ははっきりと彼女が好みだというわけどもなかったけど、

いいお付き合いは出来そうだなと思っていた。

返事があったかどうだったか忘れてしまったけど、

次に会う約束はした。

 

そして会って3回目だったと思う。

彼女の父がその頃、公の人で名誉ある職についている人だと私に告げた。

彼女としてはこれから付き合っていくうえで、

言っておかなければいけないのではないかと思ったらしい。

 

私はそれを聞いてすぐに言った。

「ご両親に挨拶へ行く。今後お付き合いさせていただきますと伝えに行く」

 

そしてその場がセッティングされたのは出会って2か月くらいか。

3カ月はたってなかった。

 

彼女の家へ挨拶に行った。

 

ご両親と対座した。

 

「今、お付き合いさせていただいております。真剣にまた将来のことを考えたうえでお付き合いさせていただいておりますのでそれをお許し下さい」

そんな感じだったと思う。

 

その後なにか会話したと思うけど記憶が定かではない。

すぐだったかもしれない。

 

お父さんが電話をかけ始めた。

 

コーヒーをいただいていた私は噴き出しそうになった。。

 

結婚式場の予約をしているのだ(笑)

 

私は黙ってちんと座っていた。。。

 

そして告げられた。

来年の11月でスイスホテルを予約したからと。。。

 

もう何も言うことはなかった(笑)

もちろん結婚をお願いに来たわけではない。

私の両親は何も知らない(笑)

 

でもこれが運命ってやつなのだろうか。。

出会って3カ月ほどで、

しかもプロポーズもしないまま結婚が決まった(笑)

(後に家内は、会ってすぐにこの人だと思ったと言っていた)

 

 

それから数回食事に行って秋になった。

F1日本グランプリの開催。

私も家内もチケットを持っている。

ただ家内は友人と2人。

席も違う。

家内はメインストレート。

私は西のストレート。

貧富の差だ(笑)

ホテルは同じところを予約した。

3人で一緒に車で行き、

スタンド内では分かれて、

また合流する。

 

 

レースはフェラーリシューマッハバリチェロの12フィニッシュ。

予選7位だったジョーダンの佐藤琢磨が5位に入賞した。

そりゃーまあ大盛り上がりだった。

 

その翌年、

私と家内は夫婦になりF1を観戦しに行く機会もないが、

結婚式ではいつの日か一緒にモナコへF1を見に行きたいと語った。

 

いつからかF1をテレビで見ることもなくなり、

現在のF1については何も分からない(笑)

メルセデスのハミルトンが強いということだけはかろうじて知っている。。

 

 

今宮純さんのおかげでF1を好きになったといっても過言ではない。

今回訃報を知り、

私の青春時代がばーっと脳裏を駆け巡った。

 

そしてまたF1見てみようかなと思った。

 

今日はそんな話。

 

ご冥福をお祈り致します。

 

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