4時起床。
5時20分スタート。
連日の暑さで体が疲労している。。
とぼとぼとぼ走りました。
明日はポイント練習予定。
どんな練習が出来るのか?
またまた激沈するのか?
こうご期待!(笑)
東京物語④
3~4歳の頃、
東京の大田区で住んだことがある。
それで私の東京物語は終了ではない(笑)
また将来住むことになる。
それは後の話。
この大田区から引っ越した先が凄かった。
普通3~4歳頃の記憶って残ってない。
と思う。。
ところがここのとこの記憶はかなり鮮明に残っている。
大田区で私が行く保育園も決まっていたらしい。
実際に保育園用のかわいい青い肩掛けかばんを持って、
にっこりほほ笑んでいるこの世のものとは思えない。
天使のような男の子の写真が残っている。
母親の話によると私はその幼稚園に行くこともなく引っ越しをしたようだ。
そのまま東京の幼稚園に入って成長していたのならこの美少年はきっとジャニーズ事務所かどこからか声を掛けられて、
若しくはNHKの龍馬伝で竜馬役に抜擢されていたことだろう。
引っ越し先は熱川の温泉。
旅行じゃなくて引っ越しだ(笑)
目の前は海。
道を挟んで旅館。
ホテル?
そこで私達一家は暮らした。
私の記憶に残っていること。
4歳くらいの私とやっとヨチヨチ歩きを始めた妹。
いつも二人だった。
一間の部屋で泣いている妹といつも一緒だった。
窓からは海が見える。
どうにもならなくて妹を階段の上で待たせて私はおりる。
厨房だ。
父親の顔が見える。
声をかける前に鬼が来る。
鬼はここの女将だ。
私の顔をにらみ、
手を振る。
バイバイ。。。
ではない。。。
シッシ! あっち行け!
私は戻る。
母親の姿が見える。
母親はすぐに遠くへ行ってしまう。
階段をのぼり、
泣く妹の手をとり部屋に戻る。
テレビがあった。
生まれて初めて見るカラーテレビだ。
ウルトラマンが戦っている。
スペシウム光線だかなんだか。
虹色の光る光線で怪獣をやっつけた。
きれいだった。
その色が今でも私の脳裏に焼き付いている。
私はウルトラマンになりたいと思った。
ウルトラマンになってあの鬼をやっつける!
作ったような文章でしょ(笑)
でもほぼ事実に沿っている(笑)
大人になり私の記憶と両親の記憶をすり合わせているから間違いない。
ある日、
私と妹がいつものように部屋で遊んでいると、
父親が入ってきた。
そして父親が大きな手を出した。
そこにはみかんが3つ。
小さなみかんだった。
青いみかんだった。
ちょっと黄色がかかっていた。
それを置いて父親は部屋を出ていった。
食べた。
酸っぱかった。
涙が出た。
どんな涙だったんだろう。。
ウルトラマンのスペシウム光線とみかんの少し黄みかかった青色。
この色の記憶が私の幼児の頃の記憶だ。
小説みたいでしょ?(笑)
実際に小説で書いて活字になった。
作家になれると思った。
けどそんな依頼も気配も1ミクロンもなかった(笑)
夜逃げだった。
らしい。。
東京の大田区から何をして、
どんなことになってそこに夜逃げをしたのかは分からないし、
そんなことばかりの我が家だったからそこにスポットを当てて理由まで聞いたことがない(笑)
住民票も保険もない。
父親は厨房で働き、
ほら元フグ料理屋で流行ってたらしいから(笑)
母親はまかない。
朝から晩までこき使われたらしい。
そこの旅館にはそんな人が沢山働いていたとのこと。
闇だね。
そしてそれをいいことに経営者達は従業員を人とは思えぬ扱いをしてた。
私達一家がそこを逃げたのは従業員達が暴動を起こしたその日だったということだ。
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