走って、パパして、仕事して。ときどき夫。。

45歳から走り始めました。フルもウルトラもトレイルも思いっきり楽しみたい!

喜劇は悲劇に変わる。2日前に起こった悲劇。

4月4日、
いつもより少し早く帰宅させていただいた。

 

通常19時までなのだが17時にあがった。

4月5日は仕事休みで家族サービスだ。

 

翌日持っていくおやつをスーパーで購入するために、寄り道。

 

 

車通りの多い国道沿いの歩道。
人が並んでは歩けないほど狭い歩道。
車道より少し高い歩道。
店舗が多く車が入れるように低くなっているところが沢山ある。

 

簡単に言うと、
狭くて凸凹の多い歩道。

 

私はスーパーへ向かうため、
その歩道を歩いていた。

 

私はまっすぐ前を見て歩いていた。
はずだ・・・
考え事はしていたかもしれない。
大概、歩くという行為に集中するなんてことはまずないだろう。
目的を持ったウォーキング以外は・・・


人は大抵、
ぼーっと考え事をしながら歩いているに違いない。
それでもほとんどの場合は目的地に到着する。
そういうものだ。

 

私はまっすぐ前を見て歩いていた。
行き慣れたガソリンスタンドの手前。

 

 

景色が揺れた。

 

こける。
と思った。

 

車道が見えた。
あかん!
身体の重心を動かした。

 

身体の安定感はより一層失われた。

ガソリンスタンド側。

 

頭から突っ込んで落ちる瞬間、
黄色の鉄柱が見えた。

 

あかん!

 

頭を振った。

 


右肩から右胸を鉄柱に強く打ち付けた。

 

 

まずスーツのズボンに目がいった。
破れている。
家内に怒られる。

 

次に後ろを歩いていた紳士に声をかけられる。
『大丈夫です』
意識があるのだから、
そう答えるだろう。

 


右肩に強烈な痛み。
軽く動かしてみる。

 

なんだか骨が動く感じがする。
外れた?
いや外れたら動かないやろ。
ずれた? 骨は?
痛い。

 

 

リュックを持つ。
なんてこった。
リュックのひもが切れている。
モンベルの登山用のリュックやで、
そんな頑丈なリュックの紐が切れるということに転倒のすさまじさを感じる。

 

建物の陰で手を動かしてみる。
痛い。
何かある。

ごりごりと感じる。

普通の痛みではない。

呼吸が苦しい。

 

 

自宅まで歩く。
5分ほど。


義母に転倒の顛末を話し、
どこか病院はないか聞く。

 

不安なのだ。
骨がずれていたり、
折れていたりしたら。

 

義母が家内に電話する。

 

家内は会社から一度帰っており、
町内会の会費を集めて回っているとのこと。

 

家内が帰ってくる。
不機嫌そうだ。
そして色々調べてくれている。

 

私はとりあえず2階に行き、
服を着替える。

 

Yシャツをはずし、
チャックのジャージ上下に着替える。
半端なく痛い。

 

着替え終わると、
家内が整形外科に連れて行ってくれた。

 

 

家内は不機嫌。
あまりしゃべらない。
ただその不機嫌さの奥に状態を心配しているのは分かる。

 

私はただただ申し訳ない。

 

病院到着。
もうすでに19時前。
ぎりぎりセーフ。
今回の転倒は全てがぎりぎりだった。

 

呆然と順番を待つ私。
隣で雑誌を眺める家内。

 

明後日は家内の誕生日。
ということで明日の水曜日は、
私も家内も仕事休み。
子供達も春休み。
朝からUSJに行き、
夜は焼肉を予定している。
すべてが台無しになるかも。

 

3月は仕事が忙しく1日も休まなかった私。
家族みんなが楽しみにしている明日という1日。

 

ただただ祈る気持ちで受診を待つ。

 

20分ほどで呼ばれた。

 

 

若い男の先生。
転倒の様子を告げると、
まずはレントゲンということで待合室に戻る。

 

10分ほどでレントゲン室へ。

 

ジャージが脱げない。
痛い。
ゆっくりゆっくりなんとか脱ぐ。

そして待合室へ。

そしてまた受診。

 

 


先生の前には2枚のレントゲン写真。

じっと見つめる。

『大きな骨折とかはなさそうですね』

安堵と同時に初めて先生の顔を見た。
優しそうな顔をしたいい男だ。

 

『今見えているところにはひびも入ってません』


『ただ骨の重なっているところだとか、分からない部分もありますからそれはMRIでないと分かりません』

 

『1週間様子みてまだ痛いようでしたらまた来てください。その時は精密検査をしましょう』

 

『とりあえず痛み止めと湿布を出しておきますのでそれで様子見てください』

 

私はそれらの言葉を聞きながらまずは安心をした。

 

 

最悪の事態は免れた。
明日の家族の楽しみを奪わずに済んだ。
仕事も行ける。
4/23の水都大阪も走れるやろう。

 

いろんな思いを感じながら先生の言葉を聞いた。

 

待合室に戻り家内に報告。
お金を払い自宅へ。

 

家についた家内の第一声。
子供達に向かい、
『明日大丈夫だよ。行けるよ』

歓声を上げる子供達。

 

 


昨日はすべて家内の運転でしたが、
なんとか1日家庭サービス出来た。

 

 

 

転倒から2日。
今の状況。

 

服が着れない。
脱げない。

 

全部小4になる息子が介護してくれます。

 

右胸の上から肩にかけて膨らんでいる。
肩を動かそうとするとコリコリと音がする感じがする。

 

痛み止めを飲み続けている。
腕を動かす角度により息も吸えないくらいの激痛がはしる。

 

眠りは浅いが痛さで目が覚めることはない。
今が一番痛みが出ているかもしれない。
でも最初の痛みとは違う感じがする。
大きな痛みがとれて感じていなかった色んな痛みを感じている。
そん具合か。
あとは日にち薬でだんだん痛みがひいていけばいいと思っている。

 

そうあって欲しい。

 

 

普通に歩いていての転倒。
32連勤と朝のポイント練習の疲れが足にあったのかもしれない。


普段から私はよく転ぶ方だ。
階段の最後で足をぐねりバランスをくずす。
足のつま先が上がっていない。
いつもはアシックスの履き古したランニングシューズを履いているが、
この時は厚底のスニーカーを履いていた。
色んな要因はあるかもしれない。

 

でも本当に運が良かったと思うのは、
車道側に転倒しなかったこと、
車がびゅんびゅん通っている。
鉄柱に頭からぶつからなかったこと。
頭から行っていたら、
ただではすんでいないだろう。
怖いことだ。
恐ろしいことだ。

 

 

ただ転んだだけなら喜劇だが、
それは一瞬で悲劇にかわる。

 

2~3日ランは様子見ます。
皆さまも気を付けて下さいネ。

 

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